
デニムの誕生
すべては、ひとりの仕立屋の工夫から始まった。
19世紀後半、ゴールドラッシュに沸くアメリカ西部。過酷な現場で働く労働者たちは、簡単に破れてしまうズボンに悩まされていました。そんな時代の声に応えたのが、ネバダ州リノの仕立屋【ヤコブ・ウィリアムズ・デービス】です。

革新の一手
「リベット」で服を進化させた男
1870年、炭鉱夫の妻から「破れにくいズボンを作ってほしい」と依頼を受けたデービスは、 通常の縫製に加えて銅製リベットで補強するという前代未聞の工夫を施しました。 この“強化ズボン”はたちまち評判を呼び、彼は確信します。 これは、時代が求める服だと。

ジーンズの誕生
Levi'sとの出会いが、歴史を動かす
特許を取るため、彼が手を組んだのは生地の供給元だったリーバイ・ストラウス。そして1873年、ふたりの名義で「リベット補強ズボン」の特許が正式に取得されました。これこそが、現在のLevi's® 501® ジーンズの原点です。

デニムが語る、時代のリアル
労働者のための服から、カルチャーの象徴へ
最初のジーンズは、「壊れないこと」が最大の価値でした。泥にまみれ、鉄を打つ男たちの相棒として進化したデニムは、やがてアメリカンカルチャーとともに世界中へ広がり、今なおファッションの核心に存在し続けています。

デニムに宿る、本物の“物語”をあなたの手に。
原点を知ることは、真のヴィンテージを知ること。
すべては、一針の工夫と、ひとつのリベットから始まった。 荒野に生きた男たちのために生まれたワークパンツは、 150年の時を超え、今もなお息づいている。 受け継がれてきた技と思想、その痕跡を、ぜひ自身の感覚で味わってほしい。

受け継ぐのは、技術だけではない。
時代を纏う / Embodying The Era
私たちは、ジーンズというプロダクトの原点に宿る哲学を受け継ぐ者たちです。 そのはじまりは、1873年。 ヤコブ・デイビスの手によって生まれたジーンズは、 ワークウェアとしての役割を超え、穿く人の生き方や時代の空気を映し出す存在となりました。 だからこそ私たちは、王道にこそ価値を見出し、 そのクラフトと思想を今日まで丁寧に繋いできました。 変わらぬ技術と、変わりゆく時代。 その両方を纏い、ジーンズ本来の姿を今に映す。 それが、私たちの使命です。
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